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2.05.2011

Mr. Smith

もう作って10年以上経つけど、相変わらず代表作のMr. Smithです。
PULL MEを作った翌年、同じくRSAのコンペ用に作ったものですが、こちらは「City Life」というテーマのものでした。
RSAのコンペには入らなかったものの、British Animation AwardやAnnecyで入選したり、BAFTA(英国のアカデミー賞)の学生コンペではロンドン部門優勝。全国大会のBest4まで行きましたが優勝は取れなかったなぁ。この作品とRCA時代に作ったGREY TOWNは、何かと上映会に招待された作品です。
動きが僕そっくりと言われます。

Mr. Smith
1997
length:4'24"

PULL ME

 大学時代、最初に作ったアニメーションの「PULL ME」です。
'96のアニメーション制作環境は、BETA-CAMこそあったもののまだまだアナログで、一枚一枚テープに取り込んで作っていました。1年時には漫画アニメしか知らず避けていた「アニメーション」世界に入るきっかけになった作品です。
 技巧以上のものが出せずにもがいていたイラストレーション制作の日々にビックリするほどの高評価を貰ったのがこの作品でした。疑心暗鬼になりながらもすがりつき、翌年の最終学年では自分の持つ唯一の武器として、アニメーション制作を続けていくことに成ります。
 RSAという英国の大きなデザインコンペ用作品で、この時のテーマは、「vanishing species(絶滅危惧種) 」
 絶滅の危機にある生き物を人間の手でどうしたら助けることが出来るのか?という動物愛護団体がスポンサーをしているものでしたが、「手出しをしても自分の思いもつかない所で害が出るだけだから、寧ろ関わらないほうが良い」という内容の作品を作ったら、さすがに入選しませんでした。当然ですね。
 僕の学生時代のアニメーションはどれも一律8cm x 6cmというとても小さなものですが、これもそう。A5の紙に描いていたのですが、こうすると手でまとめてパラパラするのも簡単で便利なんです。
PULL ME
year:1996
length:3'52"

3.25.2010

Restaurant of Many Orders

RCAでの卒業制作。ご存知「注文の多い料理店」のアニメーションです。
アニメーターには人気が高い内容らしく、探すと何人か作っている人がいます。でもどれも暗い。確かに、子供の頃の印象は決して愉快な作品ではないけれど、読み返してみると中々ユーモアがあります。
この作品は、ずいぶんと長い間掛けて作った。
同じ機材を使っていたSuzie Templetonが先に「Dog」を作っていて、その後に撮影した場合、どう考えても4月提出に間に合わないことが1月の時点でわかっていたのだ。
コース長のJoanにかけ合って、結局RCAには3年間もいてしまった。
卒業論文でも時間を使ったので、3年間は調度良かったかもしれない。3年目は学校の機材の所為だったので、学費タダ。2年目も文化庁の在研派遣員だったので、実質1年分の学費で3年間いる事になった。

Restaurant of Many Orders
year:2002
length:8'30

3.24.2010

GREY TOWN

RCA(Royal College of Art)時代に作ったアニメーション。
RSAコンペティション用で、コンペのテーマは「TURNING POINT」。
そこに、みんなが自分の好きな事を隠している世界から、みんなが出している世界への「TURNING POINT」として作った作品。灰色の世界も、みんなの個性でカラフルに。
「BRITISH AIRWAY AWARD」を頂きましたが、大学院に入って3週間後にはストーリーボード、シノプシス、ラインテスト、コンセプト等全部提出しなければならなく、しかもその後制作にストレートに進んでしまうため、学ぶよりも制作で最初から時間を使ってしまいました。
title:Greytown
length:2'40

アヌシー等で上映しました。(また後日細かくアップデートします。たぶん。)

8.15.2009

UK2009

長い間、放っておいてしまった。
日本に帰ってきてからほぼ毎年行っている英国だが、今年は6月20日から7月1日までの9泊11日の旅行となった。
目的はいつもの通り永住権のキープのためだが、5月末に川井勝太郎宣教師と1年ぶりの再会を楽しんでいたら、ついでに彼の国にも行く事になってしまった。彼が住むのは、時差にして英国から東に2時間戻る東のローマ、ルーマニアである。
今回はそんなわけで、うち4日間をルーマニアで過ごしてきた。

英国行きの目的は先ほど書いたが、ロンドンでの目的は5つある。
1)ロンドンJCFで盛永先生の説教を聞く。
2)RCAの卒業展に行く。
3)アニメーション・スタジオをまわってショーリールをもらう。
4)ポートベローで嫁にお土産を買う。
5)友人達と会ってパブで飲む。
最後の2つが蛇足のようだがそんな事はない。これは、ある意味もっとも重要なミッションだ。

日本に帰ってきてから教育に縁があり、いつもどこかで教えている。
英国ではずっと留学生だったので、なんかずっと学校にいる。一応そうじゃなかった時期もいくらかあったのだが、今も母校の中高に遊びに行くし、そもそも学校という場所が好きなのかも知れない。うん。嫌いじゃない。

 今回は、前回と同じくアシアナ航空を使った。安いからね。後、ご飯が美味しい。

 もちろん仁川経由。
 やはりというかインフルエンザの流行のため検疫があった。
8月15日現在、もうサリン事件並みに過去の出来事のように皆さん忘れているようだが、この頃は、都会でマスクが売り切れて皆さん大変困っていた。店頭から姿を消したマスクを求めてヤフオクでは高値で取引がなされていたぐらいだ。
 マスクはインフルエンザ感染者が菌をまき散らすのを防ぐためのモノであって感染から防ぐモノではないのだが、そういう問題ではないらしい。鰯の頭も信心からというが、日本人はこういう何となく手の届く効力のなんだかわからないものが大変好きだ。

 仁川空港に来るといつも後悔してしまう。
いや、別にこの空港が嫌いなのではなく、むしろ大好きなのだ。仁川空港には、美味しそうなレストランがあふれている。くいだおれ文化圏から来た私には何よりも心躍る場所なのに、毎回機内食をたらふく食べてしまい、おなかいっぱいで到着してしまうのだ。しかも、トランジットの時間も短いのだ。いつも何も食べられず、敗北感と共に次のプラットフォームに向かうのだ。
来年こそは昔年の恨みを晴らすべく、十分なトランジット時間と胃袋のスペースをもって再戦を挑みたいと思う。

 国際空港の魅力は免税店だが、仁川空港には、サムソンだけでなく日本製の電化製品類等を扱っている店舗がある。去年来たとき何故気がつかなかったのだろう。店舗の名前がTAX FREE AKIHABARAとなっている。

 これが、KAMIKAZEとかFUJIYAMAとなっているならわかるのだが(いや、欧米ならともかく、東亜でそのセンスはやはりおかしいだろう。)、本当に秋葉原の免税店が間借りしているんじゃないかと勘ぐってしまった。

 仁川空港は、羽田や成田と違ってかなり楽しい。今このブログを書いているのは、中目黒の上島珈琲だが、仁川空港には共通の居心地の良さがある。空港のど真ん中にインターネットカフェが壁無く開放されている。wifiが無料で飛んでいるだけでなく、パソコンが準備してあり、誰でも自由に使う事が出来る。普通に自分のPCを電源に繋いで使う事も出来る。勿論カフェとして何か飲む事も出来る。(飲まずに延々作業をする事も出来る。)大抵の、普段買わない店に埋め尽くされている免税店と基本的に高いだけで決して楽しくないレストランだらけの空港と違い、自分の部屋の延長としてトランジットの時間を使う事が出来るのが大きい。

また、空港には、自動販売機のようなBOXがあって、大概の携帯の充電は出来るようになっている。
なんとなく、日本のマンガ喫茶に似ているかも知れない。
そうか、アニメの殿堂は、成田と関空の中に置いたら良いんだ。現在翌日の便まで近くの高いホテルに泊まっている人たちが、ここで過ごす!ネット環境が整っていて、無線も使い放題。シャワーもあって作業用の机があったなら。うん。良いかもしれない!ちなみに、あり得ないように思うかも知れないが、ロンドンのヒースロー空港には、一区画オフィスみたいにデスクがいくつかある箇所がある。





8.02.2009

ボルト 3D

今日は、新宿のバルト9で、ディズニーの犬映画、ボルトの3D版を観て来た。
去年ロンドンに行ったときには、iMaxシアターでハリーポッターの3D版を観たのですが、このときは、映画の一部だけの3Dにしていて、それ以外は裸眼で見るものだった。
映像も基本的に、2D様のデザインになっているモノの、一部が3Dで撮られていたり合成されていたりした。ちょっと、うまく立体になっていないところもあったので、まだ過渡期なんだなぁと思ったのだが、今日観たボルトは見事。
全編3Dでの上映になっていた。平面的な字幕の問題があるので、日本での上映は全て吹き替え版のみなのは残念だったが、一部字幕をつけないと、英語で地名を読んだりしていた所のフォローがきいていないけど良いのだろうか?

印象的だったのは、作品直前にあった東映の3D作品のCM.
平面で描かれたモノを無理矢理立体にしていて、立太子の効果があまりにも子供だましだった。きっとこの子供向けの作品に対する表現への志の高さの差が、日本とアメリカやヨーロッパとの一つの温度差を作っているんだと思う。

7.11.2009

英国2009

 今年は、6月20日から30日まで英国に行ってきた。
といっても、一月前に日本に来ていた親友からの誘われて、間にルーマニアに行ってきた。

 去年は、Kingston大学の卒業展に併せて行ったのだが、今年は大学院のRoyal College of Artのデザイン展にあわせて行ってきた。去年よりも2週間遅い時期です。

 期間は一年間だったが、英国の変化は1年分ではなかった。

 去年の8月には、10年以上続いてきた不動産のバブルがとうとう減速してきたとニュースにあったが、皆さんご存じの通り、年末にはそれどころでは無くなってしまった。