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8.15.2009

UK2009

長い間、放っておいてしまった。
日本に帰ってきてからほぼ毎年行っている英国だが、今年は6月20日から7月1日までの9泊11日の旅行となった。
目的はいつもの通り永住権のキープのためだが、5月末に川井勝太郎宣教師と1年ぶりの再会を楽しんでいたら、ついでに彼の国にも行く事になってしまった。彼が住むのは、時差にして英国から東に2時間戻る東のローマ、ルーマニアである。
今回はそんなわけで、うち4日間をルーマニアで過ごしてきた。

英国行きの目的は先ほど書いたが、ロンドンでの目的は5つある。
1)ロンドンJCFで盛永先生の説教を聞く。
2)RCAの卒業展に行く。
3)アニメーション・スタジオをまわってショーリールをもらう。
4)ポートベローで嫁にお土産を買う。
5)友人達と会ってパブで飲む。
最後の2つが蛇足のようだがそんな事はない。これは、ある意味もっとも重要なミッションだ。

日本に帰ってきてから教育に縁があり、いつもどこかで教えている。
英国ではずっと留学生だったので、なんかずっと学校にいる。一応そうじゃなかった時期もいくらかあったのだが、今も母校の中高に遊びに行くし、そもそも学校という場所が好きなのかも知れない。うん。嫌いじゃない。

 今回は、前回と同じくアシアナ航空を使った。安いからね。後、ご飯が美味しい。

 もちろん仁川経由。
 やはりというかインフルエンザの流行のため検疫があった。
8月15日現在、もうサリン事件並みに過去の出来事のように皆さん忘れているようだが、この頃は、都会でマスクが売り切れて皆さん大変困っていた。店頭から姿を消したマスクを求めてヤフオクでは高値で取引がなされていたぐらいだ。
 マスクはインフルエンザ感染者が菌をまき散らすのを防ぐためのモノであって感染から防ぐモノではないのだが、そういう問題ではないらしい。鰯の頭も信心からというが、日本人はこういう何となく手の届く効力のなんだかわからないものが大変好きだ。

 仁川空港に来るといつも後悔してしまう。
いや、別にこの空港が嫌いなのではなく、むしろ大好きなのだ。仁川空港には、美味しそうなレストランがあふれている。くいだおれ文化圏から来た私には何よりも心躍る場所なのに、毎回機内食をたらふく食べてしまい、おなかいっぱいで到着してしまうのだ。しかも、トランジットの時間も短いのだ。いつも何も食べられず、敗北感と共に次のプラットフォームに向かうのだ。
来年こそは昔年の恨みを晴らすべく、十分なトランジット時間と胃袋のスペースをもって再戦を挑みたいと思う。

 国際空港の魅力は免税店だが、仁川空港には、サムソンだけでなく日本製の電化製品類等を扱っている店舗がある。去年来たとき何故気がつかなかったのだろう。店舗の名前がTAX FREE AKIHABARAとなっている。

 これが、KAMIKAZEとかFUJIYAMAとなっているならわかるのだが(いや、欧米ならともかく、東亜でそのセンスはやはりおかしいだろう。)、本当に秋葉原の免税店が間借りしているんじゃないかと勘ぐってしまった。

 仁川空港は、羽田や成田と違ってかなり楽しい。今このブログを書いているのは、中目黒の上島珈琲だが、仁川空港には共通の居心地の良さがある。空港のど真ん中にインターネットカフェが壁無く開放されている。wifiが無料で飛んでいるだけでなく、パソコンが準備してあり、誰でも自由に使う事が出来る。普通に自分のPCを電源に繋いで使う事も出来る。勿論カフェとして何か飲む事も出来る。(飲まずに延々作業をする事も出来る。)大抵の、普段買わない店に埋め尽くされている免税店と基本的に高いだけで決して楽しくないレストランだらけの空港と違い、自分の部屋の延長としてトランジットの時間を使う事が出来るのが大きい。

また、空港には、自動販売機のようなBOXがあって、大概の携帯の充電は出来るようになっている。
なんとなく、日本のマンガ喫茶に似ているかも知れない。
そうか、アニメの殿堂は、成田と関空の中に置いたら良いんだ。現在翌日の便まで近くの高いホテルに泊まっている人たちが、ここで過ごす!ネット環境が整っていて、無線も使い放題。シャワーもあって作業用の机があったなら。うん。良いかもしれない!ちなみに、あり得ないように思うかも知れないが、ロンドンのヒースロー空港には、一区画オフィスみたいにデスクがいくつかある箇所がある。





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